国内向けの商品ページを訳して出したのに反応がない。この相談はよくあります。原因は訳の質ではなく、ページの中身が国内向けのままだからです。AIKOAIは一般社団法人AIWAYが運営しています。
国内版と海外版で違うところ
同じ商品でも、読む人が知りたいことの順番が変わります。
国内の方は商品の中身を先に見ます。海外の方は、その前に確かめたいことがあります。本当に届くのか。いくらかかるのか。どのくらい待つのか。返品できるのか。
つまり条件の情報が、国内版より上に来る必要があります。ここを入れ替えるだけで結果が変わることもあります。
上のほうに置くもの
送料と届くまでの日数。 国内向けなら下でもいいですが、海外向けでは上のほうに置きます。
現地でかかる費用の扱い。 届いたときに追加でかかるかどうか。ここが不明なままだと判断できません。
どの国に送れるか。 送れない国があるなら、先に書いておきます。
大きさと重さ。 実寸を数字と写真の両方で示します。
これらが上にあると、安心して先を読んでもらえます。
足すべき五つの情報
国内版では省いている前提を足します。
- 素材の説明 — 何から作られているか、どんな性質か
- 使う場面 — その国の暮らしに合わせた説明が必要です
- 大きさの実感 — 数字だけでなく、何と比べてどのくらいか
- 手入れの方法 — 洗えるか、どう保管するか
- 作り方の背景 — 手作業なのか、どのくらい時間がかかるのか
このうち二つ目がいちばん見落とされます。日本の食卓や住まいを前提にした説明は、別の国では想像しにくいものです。
海外向けページの仕事は、訳すことではなく、省いた前提を戻すことです。
写真の役割が大きくなる
言葉の壁がある相手には、写真が担う部分が増えます。
大きさが分かる比較の写真。使っている場面の写真。素材の質感に寄った写真。作業している手元の写真。この四つがあると、説明が短くても伝わります。
特に大きさの比較は欠かせません。数字を読み違える人はいませんが、想像を誤る人は多くいます。手や身近なものと並べた一枚があれば防げます。
控えめな言い方を直す
日本語では控えめに書くのが丁寧です。そのまま訳すと、自信のない説明に見えることがあります。
大げさにする必要はありません。事実を事実として言い切るだけで足ります。「手作業で一つずつ仕上げています」「この素材は水に強い性質があります」。ぼかさず、はっきり書きます。
誇張はしない。ただし、事実を弱めて書くのもやめる。この二つを守れば伝わります。
単位と表記を合わせる
数字の間違いは、直接不満につながります。
大きさの単位、重さの単位、値段の通貨。この三つは現地の基準に合わせるか、両方を載せておきます。
身につけるものは、サイズの基準そのものが国によって違います。数字だけでなく実寸を載せておくと、確認してもらえます。
日本のものであることを前に出す
現地に合わせようとしすぎる必要はありません。
日本で作られていること、日本の素材を使っていること、日本の技法であること。これは多くの場合、価値として受け取られます。無理に現地風にすると、その良さが消えます。
産地の名前、技法の名前、作っている人のこと。こうした情報は上のほうに置いても効きます。何が日本のものなのかが分かる形にしておいてください。
よく聞かれることを先に書く
海外の方から来る質問は、ある程度決まっています。
届くまでの日数、送料、現地でかかる費用、返品の可否、サイズの確認。この五つが特に多いものです。
ページに書いておけば、聞かずに決められる人が増えます。聞いてくれる方はごく一部で、多くの方は聞かずに離れています。
AIKOAIでの進め方
国内向けのページの内容をAIKOに渡し、「海外向けにしたい」と伝えてください。前提を足し、言い方を直し、単位を合わせ、順番を組み替えた形が用意されます。
意図と違うと感じたら、日本語で伝えれば直せます。あなたが外国語で書く場面はありません。
国内版にも返ってくる
海外向けに組み替える作業は、国内版にも効きます。
省いていた前提を書き出し、控えめな表現を事実として言い切り、大きさを分かる形にする。この三つを通ると、国内向けの説明も強くなります。
日本の方にとっても、素材の性質や手入れの方法は知りたい情報です。「言わなくても分かる」と思って省いていた部分が、実は判断材料だったと気づくことがよくあります。
海外向けに整えた内容を国内版に反映させる。この往復ができると、両方が良くなります。
公開前に数字だけは自分で確かめる
文章は自分で読めなくても、数字は読めます。ここだけは公開前に確かめてください。
大きさの単位。重さの単位。値段の通貨と金額。届くまでの日数。送料。この五つです。
文章の間違いは伝わりにくさで済みますが、数字の間違いは返品や不満に直結します。短いので確認は簡単です。
単位が違う地域に出す場合は、両方の表記を載せておくと親切です。
よくある質問
Q. 国内版を訳せば済むと思っていました。 A. 前提の説明と順番の組み替えが必要です。ここをAIKOが担います。
Q. 写真を撮り直すべきですか。 A. 大きさの比較写真だけは足しておくと安心です。他は国内向けのままで使えます。
Q. 国ごとにページを変えるべきですか。 A. 最初は一つで構いません。反応を見てから分けるほうが無理がありません。
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