日本向けに書いた説明を訳して出したのに、反応がない。これはよくあることで、原因は文章の質ではありません。省かれている前提が伝わっていないのです。AIKOAIは一般社団法人AIWAYが運営しています。
日本語の説明には、書いていないことが多い
日本で暮らしている人に向けて書くとき、私たちは多くのことを省いています。
素材の名前を書けば、それがどんなものか分かる。季節の言葉を書けば、どんな時期か伝わる。地域の名前を書けば、どんな土地か想像される。これらは共通の知識があるから成立しています。
海外の方には、この共通の知識がありません。だから訳しただけでは、書かれている文字は伝わっても、意味が届きません。
足すと伝わる五つのこと
素材の説明。 何から作られているか、どんな性質のものか。一行で足ります。
使う場面。 どんなときに使うものか。その国の暮らしに合わせた説明が必要です。
大きさの実感。 数字だけでなく、何と比べてどのくらいかを書きます。
手入れの方法。 洗えるか、どう保管するか。長く使うために必要な情報です。
作り方の背景。 手作業なのか、どのくらい時間がかかるのか。価値の説明になります。
このうち二つ目がいちばん見落とされます。日本の食卓や住まいを前提にした説明は、別の国では想像しにくいものです。
控えめな言い方は、弱く見える
もう一つの落とし穴が、言い方の強さです。
日本語では控えめに書くのが丁寧です。「よろしければお使いください」「ささやかなものですが」。この感覚をそのまま訳すと、自信のない説明に見えることがあります。
大げさにする必要はありません。事実を事実として言い切るだけで足ります。「手作業で一つずつ仕上げています」「この素材は水に強い性質があります」。控えめにぼかさず、はっきり書きます。
誇張はしない。ただし、事実を弱めて書くのもやめる。この二つを守れば伝わります。
単位と表記を合わせる
数字の部分は、間違いが直接不満につながります。
大きさの単位、重さの単位、値段の通貨。この三つは、現地の基準に合わせるか、両方を載せておきます。
服や靴など体に身につけるものは、サイズの基準そのものが国によって違います。数字だけでなく実寸を載せておくと、確認してもらえます。
写真で伝えられることは、写真に任せる
言葉の壁がある相手には、写真の役割が大きくなります。
大きさが分かる比較の写真。使っている場面の写真。素材の質感に寄った写真。作業している手元の写真。この四つがあると、説明が短くても伝わります。
特に大きさの比較は重要です。数字を読み違える人はいませんが、想像を誤る人は多くいます。手や身近なものと並べた一枚があれば防げます。
日本のものであることを、隠さない
海外に出すとき、現地に合わせようとしすぎる必要はありません。
日本で作られていること、日本の素材を使っていること、日本の技法であること。これは多くの場合、価値として受け取られます。無理に現地風にすると、その良さが消えます。
合わせるのは説明の仕方だけです。中身や作り方を変える必要はありません。何が日本のものなのかを分かる形で書けば、それが選ばれる理由になります。
問い合わせの答えを先に書く
海外の方から来る質問は、ある程度決まっています。
届くまでの日数、送料、現地でかかる費用の扱い、返品の可否、サイズの確認。この五つが特に多く聞かれます。
ページに書いておけば、聞かずに決められる人が増えます。聞いてくれる方はごく一部で、多くの方は聞かずに離れています。
AIKOAIでの進め方
日本語で話した内容を渡すだけで、海外向けに組み替えた説明が用意されます。訳すのではなく、前提を足し、言い方を直し、単位を合わせた形になります。
意図と違うと感じたら、日本語で伝えてください。「素材の説明をもっと詳しく」「この部分は強く言いたい」。日本語のやり取りで直せます。
国内向けの説明も、これで強くなる
海外向けに組み替える作業には、思わぬ効果があります。国内向けの説明も良くなるのです。
省いていた前提を書き出し、控えめな表現を事実として言い切り、大きさを分かる形にする。この三つを通ると、日本の方にとっても分かりやすい説明になります。
素材の性質や手入れの方法は、日本の方も知りたい情報です。「言わなくても分かる」と思って省いていた部分が、実は判断材料だったと気づくことがよくあります。
海外向けに整えた内容を国内版に反映させる。この往復ができると、両方が良くなります。海外に出す作業は、自分の商品の良さを言い直す機会でもあります。
よくある質問
Q. 日本向けの文章をそのまま訳せばいいと思っていました。 A. 前提の説明と言い方の強さを直す必要があります。ここをAIKOが担います。
Q. 現地風の見せ方にしたほうがいいですか。 A. 中身を変える必要はありません。日本のものであることは価値として伝わります。
Q. 写真を撮り直す必要がありますか。 A. 大きさの比較写真だけは足しておくと安心です。他は国内向けのままで使えます。
伝わらないのは、商品の良さが足りないからではありません。書いていない前提があるだけです。そこを足す作業をAIKOが引き受けます。海外への届け方はサービス紹介、立場ごとの進め方は活用シーンをご覧ください。AIKOAIは一般社団法人AIWAY(AIWAY Group)が運営しています。
